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現代の婚活、結婚事情(2018年版)

初婚平均年齢 (夫婦ともに初婚)

初婚平均年齢 (夫婦ともに初婚)

初婚平均年齢は、1980年には男性で27.7歳、女性で25歳だったのが、2015年には男性30.7歳、女性29歳に上昇しています。

地域別だと、関東を中心とした都会の方が結婚が遅い傾向にあります。

日本以外の先進国にも同じように結婚する年齢が上昇している傾向がみられます。

年齢別未婚率

年齢別未婚率

資料:平成27年度国勢調査

年齢別に未婚者の割合を表にしてあります。

30歳男性で半数以上の方が未婚、30歳女性でも4割以上の方が未婚です。

35歳を超えると結婚する方の割合が少なくなる

よく、結婚相談所のホームページやTV番組でも35歳を超えると結婚できる確率は3%などとの情報が出回っていますが、それは間違いです。そんなに確率は低くありません。

2005年時に35~39歳未婚男性のうち、5年後までに結婚した人数は、2005年の35~39歳の未婚者数から2010年の40~44歳の未婚者数を引くことで得られます。

国勢調査によれば、2005年に35~39歳の男性未婚者は132万0943人、2010年に40~44歳の男性未婚者は123万0946人。この期間に結婚したのは8万9997人。

2005年時に35~39歳の未婚男性が5年間で結婚した確率は6.8%です。

同じ計算をすると2005年時に35~39歳の未婚女性が5年間で結婚した確率は女性は6.9%です。

ですので、35歳から39歳の方がその後五年間で結婚する確率は約7%です。

3%よりはいいですが、100人に7名しか結婚していないのが現実です。

35歳を超えていて結婚したい男女は、様々な出会いの機会を増やして行動したり、結婚できない理由を解消する行動をしないと、7%に入ることができない可能性が高まります。

生涯未婚率

生涯未婚率

資料:厚生労働省平成28年人口動態統計

※生涯未婚率は、各調査年に50歳の男女のうち結婚歴がない人の割合を指します。生涯未婚率の算定年齢を50歳としているのは、50歳を過ぎてから初めて結婚する人の割合、実数が統計的に非常に少ないからです。

2016年度のデータで「再婚男性と初婚女性の結婚」が9.7%、「再婚女性と初婚男性の結婚」が6.9%となっています。再婚男性と初婚女性の結婚の割合が、再婚女性と初婚男性の結婚の割合より多いため、生涯未婚率の男女差が大きくあります。

1985年には生涯未婚者は男女ともに5%未満。20人に一人以下だったのが、2015年には男性で5人に一人以上、女性では7人に一人ほどが生涯未婚となっています。

国立社会保障人口問題研究所の調査では、18歳~34歳で未婚の男女とも、約9割の方が結婚を希望していることがわかっています。

ただ、将来的に生涯未婚の割合は上昇していくと予想されています。

現在20代から40代の方の親世代は結婚して行くのが普通でしたが、現代ではこのように変化しています。

ですので、親世代の結婚観は現代の結婚観と違いますので、新しい情報を得ていない親世代の結婚観を現代に持ち込むと必然的にズレが生じ、婚活の成果が遠のく可能性がありますので注意していただきたいです。

正しい現代の結婚事情を把握してご自身の婚活に役立ててください。

男性女性共に35歳を超えると結婚しにくくなります。

35歳以上で本当に結婚したい方は、結婚につながる行動(婚活)をしっかりしないと一生結婚しない可能性がとても高くなります。

自身より何歳年上、もしくは年下の異性と結婚したい?

あなたはご自身より何歳年上、もしくは何歳年下の異性と結婚したいですか?

未婚男女の希望する「結婚相手との年齢差」ランキング(18歳から34歳までの未婚者対象)を掲載いたします。

男性の希望 (18歳から34歳まで)

男性の結婚したい相手との希望年齢差

資料:国立社会保障・人口問題研究所2015

女性の希望 (18歳から34歳まで)

女性の結婚したい相手との希望年齢差

資料:国立社会保障・人口問題研究所2015

アンケートの対象が34歳までと比較的若い方の為、同年ぐらいの希望割合が多いです。

男性で年上を望む方は6.7%、女性で年下を望む方は3.9%ととても少ないです。

男性は35歳を超えると、より年下の女性を望む傾向があり、同年でも年齢的に厳しいと希望をだす方も多くいます。特に年収や学歴、勤務先、外見など条件がいい方は、若い女性でも自身はいけると自信がある為、この傾向がより強くなります。

女性も30歳を超えてくると「おじさんっぽい人は厳しい」と二歳年上ぐらいまでや同年、年下を望む割合が増えてきます。

このデータからも「40代の男性が32歳ぐらいまでの女性希望」というのはよくあるケースですが、なかなか難しいことがわかります。

男女の結婚相手の年齢希望の内容でしたが、実際に結婚した成婚カップルの年齢差の現実はどのようになっているでしょう?

2015年に婚姻届を出した初婚夫婦の年齢差

2015年に婚姻届を出した初婚夫婦の年齢差

資料:厚生労働省「平成27年 人口動態調査」より

実際に結婚していく男女の年齢で一番多いのは同年です。

年下を望む傾向がある男性にとって希望がもてる項目は青字、年下希望の女性にとって希望がもてる項目は赤字で表示しました。

ただ、割合としては多くないので、男性で極端に年下を希望する方、女性で2歳以上年下を望む方はなかなか成果が得られないというのが実数でも確認できます。

初婚夫婦年上年下の割合(2015年初婚入籍)

年上年下の割合

近年女性が年上の夫婦が増加しています。4組に1組みは女性が年上の夫婦となっています。

30代中盤以降に限定すると女性が年上での入籍は割合として減少します。

初婚夫婦の年齢差からいえること

年齢差

資料:厚生労働省2015年人口動態統計

男性に意識していただきたいこと

・結婚相手に年下を望む男性は多いが前後2歳での結婚が約6割
・7歳以上年下の女性と結婚する男性は全体の1割強

女性に意識していただきたいこと

・30代中盤以降の女性を中心に結婚相手に年下男性を望む方も近年は多い傾向にあるが、女性が3歳以上年上での結婚は全体の一割にも満たない

上記のデータと、前の結婚相手の希望年齢とのデータをみて気がつけることは、「希望と現実は違う」ということです。

男性は全体として結婚相手に同年や、年下を望むのに対して、年上の女性と結婚している夫婦が全体の24%もいます。

このことから、実際に会って恋愛に進展するのは希望とは違うことも多いということがいえます。

とにかく、希望の年齢の相手との進展する可能性が低い場合、様々な方法で出逢いを多く作っていく必要があります。

若い異性と結婚を望む場合、自身が少しでも若いうちに結婚につながる行動をしていきましょう。

結婚相手に求める年収

資料:20歳から36歳の男女1400名へのアンケート(アニヴェルセル結婚式場)

女性が男性に求める年収

女性が男性に求める年収

結婚相談所の担当をさせていただいていて実際に女性から聞く結婚相手の年収希望も、500万円以上という意見がどの年代の女性からも多いです。

20代30代男性の平均年収は500万円もないと伝えると、400万以上と希望を変える方も多くの割合でいらっしゃいます。

男性が女性に求める年収

男性が女性に求める年収

男性から聞く、結婚相手の年収希望1位の好きになったら関係ないという意見が半数の中、実際に結婚相談所担当として聞くでので多いのは「仕事をしている方(フルタイムで)」という意見です。

女性で婚活する場合、無職(家事手伝い)だったり、アルバイト勤務ですと不利にはたらきます。

男性より、精神面、健康面で不安視されたり、頑張れない方なんじゃないか?など、マイナスな印象を持たれます。

平均年収 性別年代別

男性

男性の平均年収

厚生労働省賃金構造基本統計調査より

女性

女性の平均年収

厚生労働省賃金構造基本統計調査より

男性女性の平均年収をみて20代の男女に限っては男女差がほとんどないことが見受けられます。

男性の3人に一人ほどが共働きを希望

男性は3人に一人ぐらいが共働きを希望

資料:男性3000名ほどの方へのアンケート(pairs)

男女平等が進む現代では共働きを望む男性が3人に1人ほどいます。

男性で共働きを望む方は、自身の収入が多くない方もいますが、自身の収入が多い方でも共働きを望む方も多いです。

女性の専業主婦希望について

専業主婦になりたい 8.2%
できれば専業主婦になりたい 26%

資料:平成25年三菱総合研究所
少子高齢社会等調査検討事業報告書回答数789

完全な専業主婦になる可能性は2%?

例として以下の条件、生活水準とします。

家族設定

  • 夫婦の年齢は、ともに30歳
  • 子供1人の3人家族

国民生活基礎調査をもとに3人家族としての平均的な水準

  • 生活費:月22万円
  • 住宅費:3000万円
  • 教育費:奨学金に頼らず準備
  • 子供の進路:幼・高・大が私立
  • 住宅ローンを払い終える65歳時点での老後資金3000万円の貯蓄が達成

専業主婦に必要な夫の条件

  • 30歳時点で年収700万円
  • 退職金:2000万円
  • 30歳時の貯蓄額:300万円
  • 年収上昇率:1%

上記の条件、ライフプランを妻が専業主婦で達成できる収入のある男性の割合は約4%

専業主婦になりたくないという女性が約50%

上記のことから、パート勤務、子育て時期のみ専業主婦を除き、完全な専業主婦になる可能性は2%となります。

タバコについて

タバコを吸う男性と結婚できる?

結婚できる 21%
結婚できない 79%

タバコを吸わない社会人女性329名へのアンケート(資料:exciteニュースより)

タバコを吸う割合

男性20代 31.1%
男性30代 39.9%
男性40代 39.5%
女性20代 10.2%
女性30代 12.8%
女性40代 14.7%

資料:平成28年 国民生活基礎調査

データはありませんが、タバコを吸う女性は結婚相手の男性がタバコを吸っててもいいという意見が多いと感じます。

一人暮らしをしたことがない方への意見

結婚相談所の婚活アドバイザーをしていて、一人暮らしをしている女性から「30歳を過ぎて理由もなく一人暮らしをしたことがない(もしくは、していない)男性とは会いません」との意見をよくことがあります。

調べてみるとインターネット上には様々な意見がありますが、男性に対してはとても否定的、ダメ出しの意見が多く、女性に対しては比較的悪い意見だけでなく良い面の意見も多く見受けられました。

確実に言えることは一人暮らしの男性の方がモテるということです。

一人暮らしをしたことがない男性に対する記事

一人暮らしをしたことがない女性に対する記事

料理が全くできない女性と結婚できる?

結婚できる 27.6%
結婚できない 72.4%

資料:マイナビニュースの男性へのアンケート(回答数199)

料理が全くできないとのニュアンスを、どれぐらい出来ないのかで捉え、回答しているかはわかりません。

結婚できる派の意見

  • 結婚してからでも練習してくれたら良い
  • 料理はやっていれば覚えていくから
  • 今は簡単に調理できる家電もあるので問題ないと思う
  • 料理が作れなくても結婚したいと思ったら関係ない

結婚できない派の意見

  • 不幸とはそのことです
  • 嫁として役に立たない
  • 多少できない、やらないとかならいいが、全くできないのは自立性を疑うし、自立していない人とは結婚できない

結婚で得たいもの 性別年代別

男女別結婚で得たいもの

年代別結婚で得たいもの

全体的に、結婚によって得たいものは性別、年代問わず似た傾向があります。

男女別でみると「老後の安心」「経済的な安定」を女性が方が望む割合が多いです。

世代別でみると年齢を重ねるごとに「夫婦の絆」「自分の子供」「周囲からの評価」「親類との繋がり」を得たいという思いを抱く人は減り、「老後の安心」を得たいと思う割合が増加します。

まとめ

現在の結婚、婚活事情を読んでいただきありがとうございました。

どのように感じましたでしょうか?

この記事を書いている結婚相談所の婚活アドバイザー自身は、男性女性共に異性へ条件や希望を求めすぎのように感じ、情報をまとめていて何か心苦しくなりました。

この記事の内容からいくと、未婚男性と未婚女性の希望が合わないことが多く、結婚しない割合がさらに増え、生涯未婚率は上がっていくことでしょう。

結婚するだけが幸せではありませんしね。。。価値観も多種多様な時代!

本気で結婚したい方は当方にご連絡いただけてもと思います。無料相談、サービス説明もやってます。

ある程度の自身の譲れない条件はそれぞれの方にあるかと思いますが、この記事にまとめたような希望として多い割合の条件、希望を全て満たす方なんて未婚の方で何%いるのか?… 希望する自身は見合うだけの異性からの条件、希望を満たしているのか?

ただ、データにあるように結婚相手への希望と、実際に結婚して行ってる方は希望を満たしてるわけではない。例えば就職でもですが、希望をいったらキリがないですしね。現実をみるというのは必要です。

とにかく出会いを増やすという事が、結婚相手を見つけたい方にとって絶対に必要かと思います。

環境や何かのせいにするのは楽で簡単ですが、自身の幸せは自身の責任を持った行動で切り開いて行く方が得られたときの喜びも大きいと思います。

時間が過ぎていくのも早いですし。

この記事を読んでくださった一人でも多くの方が、現代の結婚、婚活事情の現実を受け止め、考え、責任を持って自発的に行動にうつし、目的を達成していただけましたら幸いです。